LinuxにSSHなどでログインしたときにこんな感じのメッセージが表示されるサーバを見たことがある方も多いのではないでしょうか。
このメッセージにはWelcome MessageとBannerの二種類があり、表示されるタイミングが微妙に違います。
- Welcome Message: ログインごとの表示。下の方
- Banner: SSHにアクセスしたときの表示。上の方
Bannerの方はWinSCPなどに「このバナーを二度と表示しない」というオプションがあるため、初回アクセス時しか表示されないと思っても間違いではないかもしれません。
この二つの使い分けが厳密に決まっているわけではないようなので、あくまで参考として自分なりの使い分けを書いておきます。
- Welcome Message: ログインすらできなくて困ってる人向け情報
- Banner: ログインできた人が知っておきたい情報
以下、自分が設定方法を忘れないためのメモ。
Welcome Message
/etc/motd というファイルを編集していきます。上の画像のように表示するためには
+------------------------------+ | Powered by CentOS 6.5(final) | +------------------------------+
みたいに編集してあげれば次回からメッセージが表示されます。
ちなみに、調べてみたところ、motdというファイル名はMessage of the Dayの略のようです。
Banner
こちらはもう少し複雑ですが、そんなに難しい話ではありません。
/etc/ssh/sshd_config というファイルの最後のあたりに以下のような記述があります。
# no default banner path #Banner none
これを次のように書き換えます。 /etc/ssh/banner というのはBannerの内容を書くファイルで、好きなファイル名で読み替えてもらっても問題ありません。
# no default banner path Banner /etc/ssh/banner
指定したファイルにBannerの内容を入れてあげます。
+----------+ | Welcome! | +----------+
先ほど、sshdの設定を変更したので、再起動させて設定を反映して完了です。
/etc/init.d/sshd restart