VPSのお引越し

さて以前の記事の下の方でお知らせしていた通り(下すぎて読んだ人いなさそうw)、GMOインターネットがこの7月に公開した新サービスConoHaへVPSを移転しました。
記事を書くのが遅くなっちゃいましたが、許してください。忙しかったんです。慶應義塾大学SFC未来構想キャンプ、公立はこだて未来大学オープンキャンパス、東北へ旅行、となんだかんだ言って8月の前半は一切余裕なく過ぎていきましたw

では、サービスの紹介から行きましょう。

IPv4グローバルアドレス1個+IPv6グローバルアドレス17個がデフォルトでついてきて、さらには複数のVPSでローカルネットワークを組める機能(有料)や、IPv4アドレスの追加(有料)と、「VPSは、まだまだ楽しくなる。」というキャッチコピーの通りですね。

料金表

ConoHa お名前.com VPS(KVM)
メモリ 1GBプラン メモリ 2GBプラン メモリ 4GBプラン メモリ 8GBプラン メモリ 16GBプラン メモリ 1GBプラン メモリ 2GBプラン メモリ 4GBプラン メモリ 8GBプラン メモリ 16GBプラン
CPU 2コア CPU 3コア CPU 4コア CPU 6コア CPU 10コア CPU 2コア CPU 3コア CPU 4コア CPU 6コア CPU 10コア
HDD 100GB HDD 200GB HDD 400GB HDD 800GB HDD 1TB HDD 100GB HDD 200GB HDD 400GB HDD 800GB HDD 1TB
月額 976円 月額 1,470円 月額 3,969円 月額 7,969円 月額 16,170円 月額 940円 月額 1,380円 月額 3,880円 月額 7,880円 月額 15,880円
初期費用 無料 初期費用 無料 初期費用 1,680円 初期費用 5,680円 初期費用 9,681円 初期費用 16,680円
無料トライアル 15日間

以前、このサイトで使っていた、同じくGMOのお名前.com VPS(KVM)と比べると、メモリ 1GBプランについていえば、IPv6グローバルアドレス17個分が36円でついてくることになります。普通のISPに固定IPアドレスサービスを申し込んだら1個当たり数百円ですから、ずいぶん安いのではないでしょうか。

サービスのトップページを見た時点で移転を心の中で決めていました。

やっぱアカウント登録からでしょ(特に学生向け)

まずはアカウント登録をしましょう。クレジットカード情報が必要になります。
でも、「学生でクレジットカード持ってないけど使いたいんだ!」という人(←自分)もいるでしょうから、お客様センターに聞いたところ、こんなお答えをいただきました。(メールを勝手に引用するのは問題ありなので、事後にできたFAQより)

現在学生の場合は学生証を弊社までお送りいただくことにより、一定の条件付きにはなりますが、銀行振込もしくは請求書の送付による支払いをお受けしております。
ConoHaお問い合わせ窓口までご連絡ください

現在学生なんですが、クレジットカードは必須でしょうか? | よくある質問 | ConoHaより

メールでしばらくやり取りをした後、「親権者同意書」が送られてくるので、すべて記入した上でFAX or 郵送でお客様センターまで送れば、アカウント登録は完了です。システムから送信されたメールの指示に従って登録してください。

こうして銀行振込での登録を受けてもらったおかげで、この記事が書けてます。ConoHaの皆さん、ありがとうございました!

コントロールパネルへLet’s go!

スライドショーには JavaScript が必要です。


これまでのよくあるサーバサービスとは違い、デザインが結構凝っているようです。CP内の移動もしやすく、自分には好評なのですが、皆さんはいかがでしょう?
ちなみに、各IPアドレスには別々の逆引きレコードを設定できます。18個分の逆引きレコードを考えるのも面白かったり…しないです。

ベンチマーク?何それ?

はい。すでにみんながやってくれていることをもう一度やるのはあまりにも非効率です。結果をグラフ化してくれたKazuki Oishiに感謝!

ConoHa使用上の注意

かぜ薬かなにかのCMのようですが、標準OSではないカスタムOS上でIPアドレスを18個も操る上での注意点です。標準OSを使う/使っている方は無視してもらってOKです。
IPv4グローバルアドレスは普通にDHCPで取得できますが、IPv6アドレスはDHCPから1つしか取得できません。残りの16個は手動でNICに割り当ててください。標準OSは起動時にスクリプトを走らせて割り当てているようです。環境によって異なりますが、基本的には”/sbin/dhclient-script”に書いてあるパスに”dhclient-exit-hooks”を作って、以下の内容のスクリプトを書いてください。

  • 自動取得できるアドレスを2400:8500:1301:1051:157:7:152:139とすると、2400:8500:1301:1051:a157:7:152:1390から2400:8500:1301:1051:a157:7:152:139fまでの16個が手動で割り当てる。
  • IPv6アドレスを手動で割り当てるには”ifconfig eth0 inet6 add {IPv6アドレス}”を使う。

しばらくして、気が向いたら答えを掲載します。(今すぐ教えやがれ!という方はContactからお願いします。)

そして、まじめにお引越し

Apache

普通にCentOS 6.4のセットアップを終え、どういう方法で移行しようかしばらく悩んでいましたが、ダウンタイムを最小にするために移行前と同等の環境を作って、Apacheのコンテンツはrsyncを走らせることにしました。MySQLのDBや各種の設定ファイルは手動で移行です。(←ローカルに落としてから、またアップの繰り返しはマジでめんどくさかったw)
自分の場合、/var/www/以下にすべてのコンテンツがあるので

rsync -avzh --bwlimit=62 daisuke@extendwings.com:/var/www/ /var/www/

を実行しました。bwlimitオプションは帯域制限をかけるためのオプションです。

MySQL

その後、各種の設定ファイルをコピー。そして、この後MySQLのDBたちを移動するわけですが、DBは常に更新されます。レプリケーション機能を使ってデュアルマスターとしてもよいのですが、設定するのがめんどくさかったのでmysqldumpコマンドを使って、旧サーバでエクスポート⇒新サーバでインポート。特にリアルタイムで更新されるような情報もないので今回はこれで良しとしました。(今度からはちゃんとレプリケーション使いますから、許してください。ゴメンナサイ。)

mysqldump -u root -p --databases daisuke phpmyadmin > /var/www/backup/mysql.sql

実際には上の二つ以外にも、いくつかのDBがありますがここでは一行に入りきらなくなる&セキュリティの関係上、省略しちゃいました。

ほかにも、自分の自作コマンドやツール類を移動先に適用して基本的には完了。


最後に

ConoHaの命名の由来についてはサービスを提供するGMOインターネットの郷古直仁さんが「OpenStack 3rd Birthday Party in Japan」で説明されたようです。

おまけにもう一つ話しておくと、このサーバへ移行時、SELinuxのポリシーをMLS(Multi-Level Security/アメリカ国家安全保障局提供のまま)に変更して、軍事レベルのセキュリティーを確保しました。(特に意味はありませんが趣味ですw)
その時、設定ミスで一時的にアクセスできない時間があり、ご迷惑をおかけしました。言い訳すると、死ぬほど設定が複雑なんですよ。2日かけてモデルを考えましたがそれでもミスが出ました。バックグラウンドのどうでもいいサービスたちの設定を終えたときには移行作業を始めてから4日が経過していました。

よくSELinuxとかめんどくさいから切ってる、という人を見かけますが、それならWindows Serverの方がよっぽど便利です。GUIで全部できますし、面倒な部分はIIS(Internet Information Service)が解決してくれます。そこまでSELinuxが嫌ならAndroidも使うなというw(Android OSは立派なSELinux搭載製品です。)

次回はセキュリティネタでも書きますか。では!


参考資料

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